コロナ禍のなかで「医療崩壊」とも呼べる深刻な状況となり、本来なら入院が必要な患者の多くが自宅療養を余儀なくされました。しかし、病床の不足など医療をとりまく問題は今なお改善されていません。そうした中で秋に行われる総選挙は、これからの日本の医療・社会保障をどう立て直すのかを決める絶好の機会です。そのため「総選挙に向けた視点・論点」として、様々な分野から今の政治について考える特集を行っていきます。第3回目は、この間の大阪府内の自治体や保健所行政をめぐる問題点について大阪府関係職員労働組合(「大阪府職労」)執行委員長の小松康則氏にインタビュー取材を行いました(聞き手は編集部)。
声を上げ「仕方ない」から「諦めない」へ 命を軽視した「公務員削減」から保健所を守る(保険医新聞 2021.9.25号 1~2面)