カテゴリー:保険医新聞掲載
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作家寄席集め 第43回 古井 由吉/恩田雅和
随想風かつ私小説風な様相を呈しながら非現実的で幻想的な小説作品を多く残した古井由吉(1937~2020)は、人間の内面を見つめる「内向の世代」の代表的な作家と目されました。
その古井が1999年6月に短編「犬の道」(連作集『聖耳』…
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3年目に及ぶコロナ禍は未だ収束の兆しを見せていない。ダイヤモンドプリンセス号での対応をはじめ「GOTO」「イソジン発言」「五輪開催」など、国や大阪府・市の対応には大きな問題があった。医療をよく知らない政治家が、思いつきのような策を打ち出しても効果はほとんど上げられず、逆に医療現場…
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税理士 上野 精一
[caption id="attachment_10811" align="alignright" width="148"] 大阪保険医新聞 2022年2月5日号 7面[/caption]
電子取引の電磁的保存制度の義務化
電子帳簿保存法…
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昨年秋の衆議院選挙の頃から「野党は批判ばかり」という非難が与党や一部のメディアなどで盛んに論じられた。コロナ禍で疲弊している一般市民は与党に対しても野党に対しても信頼感が持てない状況である。
しかし一方で、あるメディアは野党の積極的な活動を報じている。「野党は政権への批判と一体…
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質問①新型コロナウイルス感染症の検査点数に変更はあったか。
2021年12月31日より下記のとおり、点数が引き下げられました。
質問②新型コロナとインフルエンザウイルスの抗原同時検出のキットを使用した場合、どの点数で算定するのか。また、公費を使って請求することができるのか…
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最終回となる今回は実際にデータを収集し、分析を行う際に必要になる統計モデルについて紹介します。
新規の治療法と従来の治療法による効果を比較したい場合、最も優れた研究デザインは無作為化比較試験ですが、その前段階として、過去に蓄積されたデータベースを用いて、観察研究として検討するこ…
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今年もいよいよ師走を迎えて、やたらと気忙しく感じる日々。ぐっと冬の寒さが押し寄せて、今年もやり残したことはないかと想いをめぐらせます。
ふと、奈良が恋しくなりました。落ち着いた古都の街並みや、深い歴史をたどる社寺の趣。冬ざれた風情が、よりいっそう沁み入ります。なかでもよく訪…
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今年もコロナに翻弄された1年だった。収束の期待は見事に打ち破られ、感染力の強い新変異株「オミクロン株」に身構えながらの物騒な年明けとなる。日常診療の様々な環境変化や診療報酬改定等に対応すべく、保険医協会は準備を怠ることのないようにしたい。そのためにもこの1年間の旺盛な協会活動を保…
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保険診療 虫めがね No.73
今回は画像診断機器の共同利用、「画診共同」について取り上げます。
「患者を近くの病院に紹介してCTを撮ってもらったが、どのように算定するのか」といったお問い合わせが協会に多く寄せられています。
以下の2通りの算定方法が想定されますが、どちらの…
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第4回
研究テーマも固まり、さて、研究を始めようというときに、既存のデータベースを利用する場合、必ず直面するのが「欠測データ」です。前向きに収集する研究であっても完璧なデータセットはほとんどなく、重要な変数のデータが抜け落ちていることがあります。統計解析を行う際、この「欠測…
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