カテゴリー:作家寄席集め

  • 泉鏡花

    作家寄席集め 第10回 泉鏡花/恩田雅和 「高野聖」をはじめ幻想文学ジャンルに名を残す一方、「婦系図」など新派劇に原作を多く提供した泉鏡花(1873~1939)は、明治から昭和の初期まで幅広く読者に親しまれました。 その鏡花はデビューまもない明治27年からの3年間であわせて5…
  • 山本周五郎

    作家寄席集め 第9回 山本周五郎/恩田雅和 人情もの時代小説の第一人者、山本周五郎(1903~1967)の文壇デビュー作は、『文藝春秋』の大正15年4月に発表された「須磨寺附近」です。 山梨県に生まれ、東京の質店に徒弟で住み込み、戦後すぐから横浜で作家生活の大半を送った周五郎…
  • 斎藤緑雨

    作家寄席集め 第8回 斎藤緑雨/恩田雅和 「明治二十三年八月二十二日」の日付を入れ、「正直正太夫死す」と読売新聞に自身の別号による死亡広告を出したのは、作家の斎藤緑雨(1868~1904)でした。時に22歳、その別号で「小説八宗」など発表し、文壇進出まもない頃でした。 この一…
  • 腹話術

    作家寄席集め 第7回 腹話術/恩田雅和 落語の専用小屋である天満天神繁昌亭の昼席では、落語以外の芸(色物)を毎日必ず2席入れます。 色物といいますと、漫才、浪曲、マジック、太神楽、紙切りなどさまざまにありますが、これらはみな落語の間に挟まって、要はお客さんにより落語に集中して…
  • 志賀直哉

    作家寄席集め 第6回 志賀直哉/恩田雅和 小説の神様と言われた志賀直哉(1883~1971)は、学習院高等科に在籍していた頃、義太夫と落語に熱中していました。志賀の明治37年元日の日記に、「久本に吉花の太十と昇之助の野崎とを聞く」とあり、下谷にあった寄席小屋に行って野沢吉花と豊…
  • 南方熊楠

    作家寄席集め 第5回 南方熊楠/恩田雅和 粘菌類の生物研究をはじめ民俗学、人類学など幅広い分野で業績を残した世界的な博物学者の南方熊楠(1867~1941)は、若い頃寄席に通い、落語にも通暁していました。 [caption id="attachment_5853" ali…
  • 水原秋櫻子

    作家寄席集め 第4回 水原秋櫻子/恩田雅和 「寄席の灯のともりあはせぬ盆の市」。水原秋櫻子しゅうおうし(1892~1981)が、昭和8(1933)年12月に刊行した句集『新樹』に収めた句です。 [caption id="attachment_5848" align="al…
  • 山田風太郎

    作家寄席集め 第3回 山田風太郎/恩田雅和 兵庫県但馬地方の医家に生まれ、東京医科大学在学中に推理小説誌に懸賞入選し作家デビューした山田風太郎(1922~2001)は、昭和33(1958)年に連載を開始した「甲賀忍法帖」などの忍者もので一大ブームを引き起こしました。特に昭和40…
  • 正岡子規

    作家寄席集め 第2回 正岡子規/恩田雅和 夏目漱石が明治41(1908)年9月の雑誌「ホトゝギス」で、親友正岡子規の思い出を語っています。時期からみて、子規の7回忌に合わせた企画だったようで、そこで漱石は子規と親しくなったきっかけについても触れています。 [caption…
  • 夏目漱石

    作家寄席集め 第1回 夏目漱石/恩田雅和 天満天神繁昌亭支配人の恩田雅和氏が「作家」と「寄席」の意外な接点にスポットを当てる新連載が今号からスタートします。 夏目漱石が落語好きで、寄席によく出入りしていたことがうかがえる本人の回想文がいくつかあります。作家専業になる直前、明治…
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