カテゴリー:作家寄席集め

  • 半村 良

    作家寄席集め 第33回 半村 良/恩田雅和 SF作品に波乱万丈の時代ものの伝奇小説を結び付け、伝奇ロマンのジャンルを確立した半村良(1933~2002)は、直木賞を受けた「雨やどり」など人情小説も手掛けました。 東京の柴又に生まれ、都立三中(現・両国高校)を卒業後、三十近い職…
  • 安野 光雅

    心温まる風景画やユーモアあふれる絵本で国際的に知られた画家の安野光雅(1926~2020)が、昨年12月24日に病死したと1月中旬に報じられました。 島根県津和野町に生まれた安野は初め美術の教師をし、のちに子供から大人まで楽しめる絵本や世界各地の風景を水彩画などで発表して名声を…
  • 小島 政二郎

    作家寄席集め 第31回 小島 政二郎/恩田雅和 『人妻椿ひとづまつばき』『新妻鏡にいづまかがみ』などの大衆小説で一世を風靡した小島政二郎(1894~1994)は、三遊亭円朝ら落語家や講釈師を題材にした作品も多く残しました。 昭和十年代に発表された『人妻椿』と『新妻鏡』は共にす…
  • 長谷川町子

    作家寄席集め 第30回 長谷川町子/恩田雅和 国民的漫画「サザエさん」の生みの親、長谷川町子(1920~1992)が生まれて百周年記念の昨年は、東京世田谷区に原画などを常設展示する「長谷川町子記念館」がオープンしました。長谷川町子が姉の鞠子と設立した姉妹社版『サザエさん』(全6…
  • 中江兆民

    「繁昌亭」支配人による連載/恩田 雅和 東洋のルソーと評された、明治の自由民権運動家の中江兆民(1847~1901)は、文楽、歌舞伎をはじめとした日本の古典芸能をこよなく愛した通人でもありました。 幕末、高知城下の足軽の身分に生まれた兆民は、藩校で学んで長崎に赴き、同郷の坂本…
  • 和田誠

    ユーモラスな人物画や簡潔な線の挿絵などで親しまれたイラストレーターの和田誠(1936~2019)が亡くなって、10月7日が1周忌でした。 和田は週刊誌の表紙絵描きなど長年の本業のほか、映画にも造詣が深く、「麻雀放浪記」(1984年)など話題作の監督をし、映画評論にも健筆をふるい…
  • 活動弁士

    2020年の正月映画で周防正行監督の「カツベン!」が公開され、かつて大衆娯楽の王道であった活動写真や活動弁士があらためて話題になりました。 無声映画は現在、色物として繁昌亭でも時折上映されており、坂本頼光や大森くみこといった若い活動弁士が今風にその話芸を披露しています。 かつ…
  • 宮本百合子

    作家寄席集め 第25回 宮本百合子/恩田雅和 プロレタリア文学作家として日本の近代文学史上に名を刻む宮本百合子(1899~1951)は、大正末期から自身の結婚生活を描いた作品に取り組み、長編小説『伸子』にまとめました。 東京生まれの百合子は高等女学校、日本女子大と進学しました…
  • 小松左京(後編)

    作家寄席集め 第24回 小松左京(後編)/恩田雅和 56年前に出版されたSF長編小説『復活の日』で、現今の新型コロナウイルス感染拡大によるパンデミックをすでに小松左京(1931~2011)は予告していました。 第三高等学校に通っていた時、小松は京都にあった寄席「富貴亭」を知り…
  • 小松左京(前編)

    作家寄席集め 第23回 小松左京(前編)/恩田雅和 1964年8月、日本SFシリーズの先陣を切って早川書房から刊行された小松左京(1931~2011)の長編小説『復活の日』の第1部に、次のような一節があります。 「ほとんど毎年大小の規模でくりかえされている各種のタイプのインフ…
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