カテゴリー:作家寄席集め

  • 坂口安吾

    作家寄席集め 第39回 坂口 安吾/恩田雅和 終戦直後の評論「堕落論」や小説「白痴」などで知られる無頼派の作家坂口安吾(1906~1955)が、戦前に書いたとみられる未発表小説の自筆原稿が見つかったと今年2月に報じられ、文学ファンを驚かせました。 原稿は400字詰め原稿用紙の…
  • 深沢七郎

    作家寄席集め 第38回 深沢 七郎/恩田雅和 口減らしのため老人を山に捨てるという姨捨伝説を取り扱った小説『楢山節考』の作者深沢七郎(1914~1987)は、かつてはギタリストであり、作詩作曲活動もした音楽家でありました。 信州の寒村に伝わる70歳になると楢山まいりに行くとい…
  • 手塚治虫

    作家寄席集め 第37回 手塚 治虫/恩田雅和 漫画の第一人者で「鉄腕アトム」をはじめとしたテレビアニメの開拓者でもあった手塚治虫(1928~1989)は、医学生の頃に二代目桂春団治と交流があり、寄席のポスターも描いていました。 二代目春団治の長男で弟子の三代目春団治が2016…
  • 幸田 露伴

    作家寄席集め 第36回 幸田 露伴/恩田雅和 尾崎紅葉とともに日本近代文学の「紅露時代」を築いた幸田露伴(1867~1947)は、明治から昭和にかけて息の長い創作活動を続けました。 東京の下谷に生まれた露伴は、十代の後半に電信技師として北海道の余市に赴任しましたが、二十歳頃帰…
  • 渋沢 栄一

    作家寄席集め 第35回 渋沢 栄一/恩田雅和 現在NHKで放映中の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は、渋沢栄一(1840~1931)です。幕末から昭和の初めにかけ官界、実業界、教育界で活躍、「日本資本主義の父」と称されて、2024年発行予定の新1万札の顔になることも決まっていま…
  • 開高 健

    作家寄席集め 第34回 開高 健/恩田雅和 大阪の人、開高健(1930~1989)の文学碑が、大阪市東住吉区の近鉄北田辺駅前に建立されています。碑文には、「昭和13年に一家は北田辺へ引越すことになるが、当時はこのあたりは大阪市の南の郊外であった。」など、開高の自伝小説『耳の物語…
  • 半村 良

    作家寄席集め 第33回 半村 良/恩田雅和 SF作品に波乱万丈の時代ものの伝奇小説を結び付け、伝奇ロマンのジャンルを確立した半村良(1933~2002)は、直木賞を受けた「雨やどり」など人情小説も手掛けました。 東京の柴又に生まれ、都立三中(現・両国高校)を卒業後、三十近い職…
  • 安野 光雅

    心温まる風景画やユーモアあふれる絵本で国際的に知られた画家の安野光雅(1926~2020)が、昨年12月24日に病死したと1月中旬に報じられました。 島根県津和野町に生まれた安野は初め美術の教師をし、のちに子供から大人まで楽しめる絵本や世界各地の風景を水彩画などで発表して名声を…
  • 小島 政二郎

    作家寄席集め 第31回 小島 政二郎/恩田雅和 『人妻椿ひとづまつばき』『新妻鏡にいづまかがみ』などの大衆小説で一世を風靡した小島政二郎(1894~1994)は、三遊亭円朝ら落語家や講釈師を題材にした作品も多く残しました。 昭和十年代に発表された『人妻椿』と『新妻鏡』は共にす…
  • 長谷川町子

    作家寄席集め 第30回 長谷川町子/恩田雅和 国民的漫画「サザエさん」の生みの親、長谷川町子(1920~1992)が生まれて百周年記念の昨年は、東京世田谷区に原画などを常設展示する「長谷川町子記念館」がオープンしました。長谷川町子が姉の鞠子と設立した姉妹社版『サザエさん』(全6…
ページ上部へ戻る