カテゴリー:作家寄席集め

  • 瀬戸内寂聴

    作家寄席集め 第44回 瀬戸内 寂聴/恩田雅和 恋愛小説や伝記小説を発表して人気を集めた作家で僧侶の瀬戸内寂聴(1922~2021)は、自立した女性の先駆者として99歳の天寿を全うしました。 寂聴の作家的原点となったのは1962年に雑誌掲載された短編小説「夏の終り」で、彼女が…
  • 古井由吉

    作家寄席集め 第43回 古井 由吉/恩田雅和 随想風かつ私小説風な様相を呈しながら非現実的で幻想的な小説作品を多く残した古井由吉(1937~2020)は、人間の内面を見つめる「内向の世代」の代表的な作家と目されました。 その古井が1999年6月に短編「犬の道」(連作集『聖耳』…
  • 小沢昭一

    作家寄席集め 第41回 小沢 昭一/恩田雅和 存在感ある個性派の映画俳優だった小沢昭一(1929~2012)は、芸能史研究者であり、また変哲という俳号を持つ俳人でもありました。 東京生まれの小沢は早稲田大学在学中に寄席を主に研究する「庶民文化研究会」を創設し、後の映画監督今村…
  • 丸谷才一

    作家寄席集め 第40回 丸谷 才一/恩田雅和 深い教養に裏付けられ、知的探求心あふれる小説を発表した丸谷才一(1925~2012)は、「落語の語り口」と評される文体を駆使した作家でした。 山形県鶴岡市に生まれ、旧制新潟高校を経て東京大学英文科に学んだ丸谷は、ジェイムズ・ジョイ…
  • 坂口安吾

    作家寄席集め 第39回 坂口 安吾/恩田雅和 終戦直後の評論「堕落論」や小説「白痴」などで知られる無頼派の作家坂口安吾(1906~1955)が、戦前に書いたとみられる未発表小説の自筆原稿が見つかったと今年2月に報じられ、文学ファンを驚かせました。 原稿は400字詰め原稿用紙の…
  • 深沢七郎

    作家寄席集め 第38回 深沢 七郎/恩田雅和 口減らしのため老人を山に捨てるという姨捨伝説を取り扱った小説『楢山節考』の作者深沢七郎(1914~1987)は、かつてはギタリストであり、作詩作曲活動もした音楽家でありました。 信州の寒村に伝わる70歳になると楢山まいりに行くとい…
  • 手塚治虫

    作家寄席集め 第37回 手塚 治虫/恩田雅和 漫画の第一人者で「鉄腕アトム」をはじめとしたテレビアニメの開拓者でもあった手塚治虫(1928~1989)は、医学生の頃に二代目桂春団治と交流があり、寄席のポスターも描いていました。 二代目春団治の長男で弟子の三代目春団治が2016…
  • 幸田 露伴

    作家寄席集め 第36回 幸田 露伴/恩田雅和 尾崎紅葉とともに日本近代文学の「紅露時代」を築いた幸田露伴(1867~1947)は、明治から昭和にかけて息の長い創作活動を続けました。 東京の下谷に生まれた露伴は、十代の後半に電信技師として北海道の余市に赴任しましたが、二十歳頃帰…
  • 渋沢 栄一

    作家寄席集め 第35回 渋沢 栄一/恩田雅和 現在NHKで放映中の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は、渋沢栄一(1840~1931)です。幕末から昭和の初めにかけ官界、実業界、教育界で活躍、「日本資本主義の父」と称されて、2024年発行予定の新1万札の顔になることも決まっていま…
  • 開高 健

    作家寄席集め 第34回 開高 健/恩田雅和 大阪の人、開高健(1930~1989)の文学碑が、大阪市東住吉区の近鉄北田辺駅前に建立されています。碑文には、「昭和13年に一家は北田辺へ引越すことになるが、当時はこのあたりは大阪市の南の郊外であった。」など、開高の自伝小説『耳の物語…
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