カテゴリー:作家寄席集め

  • 幸田 露伴

    作家寄席集め 第36回 幸田 露伴/恩田雅和 尾崎紅葉とともに日本近代文学の「紅露時代」を築いた幸田露伴(1867~1947)は、明治から昭和にかけて息の長い創作活動を続けました。 東京の下谷に生まれた露伴は、十代の後半に電信技師として北海道の余市に赴任しましたが、二十歳頃帰…
  • 渋沢 栄一

    作家寄席集め 第35回 渋沢 栄一/恩田雅和 現在NHKで放映中の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は、渋沢栄一(1840~1931)です。幕末から昭和の初めにかけ官界、実業界、教育界で活躍、「日本資本主義の父」と称されて、2024年発行予定の新1万札の顔になることも決まっていま…
  • 開高 健

    作家寄席集め 第34回 開高 健/恩田雅和 大阪の人、開高健(1930~1989)の文学碑が、大阪市東住吉区の近鉄北田辺駅前に建立されています。碑文には、「昭和13年に一家は北田辺へ引越すことになるが、当時はこのあたりは大阪市の南の郊外であった。」など、開高の自伝小説『耳の物語…
  • 半村 良

    作家寄席集め 第33回 半村 良/恩田雅和 SF作品に波乱万丈の時代ものの伝奇小説を結び付け、伝奇ロマンのジャンルを確立した半村良(1933~2002)は、直木賞を受けた「雨やどり」など人情小説も手掛けました。 東京の柴又に生まれ、都立三中(現・両国高校)を卒業後、三十近い職…
  • 安野 光雅

    心温まる風景画やユーモアあふれる絵本で国際的に知られた画家の安野光雅(1926~2020)が、昨年12月24日に病死したと1月中旬に報じられました。 島根県津和野町に生まれた安野は初め美術の教師をし、のちに子供から大人まで楽しめる絵本や世界各地の風景を水彩画などで発表して名声を…
  • 小島 政二郎

    作家寄席集め 第31回 小島 政二郎/恩田雅和 『人妻椿ひとづまつばき』『新妻鏡にいづまかがみ』などの大衆小説で一世を風靡した小島政二郎(1894~1994)は、三遊亭円朝ら落語家や講釈師を題材にした作品も多く残しました。 昭和十年代に発表された『人妻椿』と『新妻鏡』は共にす…
  • 長谷川町子

    作家寄席集め 第30回 長谷川町子/恩田雅和 国民的漫画「サザエさん」の生みの親、長谷川町子(1920~1992)が生まれて百周年記念の昨年は、東京世田谷区に原画などを常設展示する「長谷川町子記念館」がオープンしました。長谷川町子が姉の鞠子と設立した姉妹社版『サザエさん』(全6…
  • 中江兆民

    「繁昌亭」支配人による連載/恩田 雅和 東洋のルソーと評された、明治の自由民権運動家の中江兆民(1847~1901)は、文楽、歌舞伎をはじめとした日本の古典芸能をこよなく愛した通人でもありました。 幕末、高知城下の足軽の身分に生まれた兆民は、藩校で学んで長崎に赴き、同郷の坂本…
  • 和田誠

    ユーモラスな人物画や簡潔な線の挿絵などで親しまれたイラストレーターの和田誠(1936~2019)が亡くなって、10月7日が1周忌でした。 和田は週刊誌の表紙絵描きなど長年の本業のほか、映画にも造詣が深く、「麻雀放浪記」(1984年)など話題作の監督をし、映画評論にも健筆をふるい…
  • 活動弁士

    2020年の正月映画で周防正行監督の「カツベン!」が公開され、かつて大衆娯楽の王道であった活動写真や活動弁士があらためて話題になりました。 無声映画は現在、色物として繁昌亭でも時折上映されており、坂本頼光や大森くみこといった若い活動弁士が今風にその話芸を披露しています。 かつ…
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