カテゴリー:過去の連載
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〈最終回〉都構想がなぜ必要? 本当に「説明は十分」か
ノンフィクションライター 松本 創 「法定協議会で36回も議論し、その間には選挙もあった。大阪都構想の説明は十分に尽くしてきたし、今後もネットなどを活用してやっていく。しかし立場によっては、いくら説明しても足りないと言う人もいるだろう」 8月28日の大阪府議会で「特別区設置協… -
〈第17回〉メディアの後押しで増大する維新首長の人気
ノンフィクションライター 松本 創 これは徹頭徹尾メディアの問題である──。2015年に刊行した拙著『誰が「橋下徹」をつくったか』の中で、そう書いた。 テレビのタレント弁護士から首長となった橋下氏は約8年にわたって大阪を席巻し、敗れたとはいえ、大阪市解体の住民投票にまで突き進… -
最終回 全体をまとめるバランス感覚
西内洋行のトライアスロンのススメ 最終回 全体をまとめるバランス感覚 私がトライアスロンを1994年にやり始めてから、2000年シドニー、2004年アテネオリンピックに出場。それ以降は我流で競技をやっていきましたが、もっと世界を目指すためにはこのままでは駄目だと思い、大会で知… -
〈第16回〉維新10年の「改革」は大阪に何をもたらしたか
大阪都構想の「ウソ」を明らかにするのが本連載の趣旨だが、まずは、大阪維新の会が発足から10年で大阪に何をもたらし、何を切り捨てたのかを考えてみたい。維新の「改革」の方向性は、都構想とも密接に関わるからである。 新型コロナ禍による緊急事態宣言が解除された5月末、「維新下の大阪を往… -
〈第15回〉コロナ禍で改めて問われる大阪の街の在り方
編集者/著述家 江 弘毅 7月初旬のとある新聞に心斎橋北商店街理事長のインタビューが載っていた。中国人向けのドラッグストアや眼鏡店が5店舗閉鎖し、4店舗が休業中であるとのことだ。飲食店の店主は7月になっても「夜8時以降はお客が来ず、2回転しない」と嘆いている。 少なくとも半年… -
〈第14回〉市民を分断し信頼を裏切る政策以前の政治目的の遂行
編集者/著述家 江 弘毅 わたしは『「うまいもん屋」からの大阪論』など大阪の街場について書いたり雑誌を編集してきたりしてきたが、読者の間に「新刊の大阪の街についての視点は面白くて同意できるが、江はまだ反維新なんだろうか」のようなことをSNSに書き込まれることがある。悲しすぎると… -
第2回 国際大会の舞台裏
西内洋行のトライアスロンのススメ 第2回 国際大会の舞台裏 あるフランス人選手が、レース後私のところに、「お前、何で押してきた?」といきなり喧嘩腰で詰め寄ってきました。 トライアスロンのオリンピックを目指していた私は、当時距離の短いオリンピックディスタンス(総合51.5㎞)… -
〈第13回〉街場から考える都構想
この『大阪保険医新聞』の5月合併号まで「うま安、大阪名物」の連載を書かせていただいていたが、今号から「街場から考える都構想」という連載を引き受けることとなった。 [caption id="attachment_8519" align="alignleft" width="1… -
〈第12回〉看板倒れの制度設計を市民に押し付ける構想
フリージャーナリスト 幸田 泉 大阪都構想は「二重行政の解消」と「ニア・イズ・ベター」が看板だ。政令指定都市の大阪市を廃止するので「大阪府と大阪市の二重行政が無くなる」。人口270万人の大阪市を60万~70万人ぐらいの特別区に4分割するので、「人口規模が小さくなり市民の声が行政… -
第1回 フィニッシュすれば皆勝者
西内洋行のトライアスロンのススメ 第1回 フィニッシュすれば皆勝者 水泳(スイム)、自転車(バイク)、ランを続けて競技するのがトライアスロンという競技。 [caption id="attachment_8480" align="alignleft" width="175…