カテゴリー:保険診療 虫めがね
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「画像診断機器の共同利用」他院との連携時の留意点
保険診療 虫めがね No.73 今回は画像診断機器の共同利用、「画診共同」について取り上げます。 「患者を近くの病院に紹介してCTを撮ってもらったが、どのように算定するのか」といったお問い合わせが協会に多く寄せられています。 以下の2通りの算定方法が想定されますが、どちらの… -
新規個別指導が11月から再開に 中止以前との変更点などを整理
保険診療 虫めがね No.72 近畿厚生局指導監査課と大阪府国民健康保険課が行う個別指導は、緊急事態宣言が10月に解除されたことに伴い、11月から再開されます。これまで中止されていたことから、2020年1月前後に開業した医療機関が指導を受けておらず、再開後は開業時期に応じて順次… -
外来後発医薬品使用体制加算等で特例 「供給停止品目」の算出除外が可能に
保険診療 虫めがね No.71 後発医薬品の製造販売業者が業務停止命令を受けたことなどに伴い、後発品の供給停止、出荷調整等が発生しています。その影響により、外来後発医薬品使用体制加算等の施設基準が満たせなくなるとの声が寄せられていましたが、9月21日に厚生労働省より施設基準を一… -
令和3年度の適時調査(病院)「自己点検」として実施
保険診療 虫めがね No.70 病院を対象に3年に1度のペースで実施されている適時調査(臨場)が、本年度は新型コロナ感染症の感染拡大の影響もあり、立ち入り方式では実施されません。代わりに「自己点検」が実施されます。 厚生労働省が指定する「重点施設基準」について、届出要件を満た… -
連携を妨げる「一医療機関限定要件」厚労省は22年度改定で一掃すべき
保険診療 虫めがね No.69 保険医協会地域医療対策部では「在宅患者が安心して療養できる」制度作りを求めて様々な取り組みを行っています。今回は在宅医療における病・診連携、診・診連携を困難にしている〝一医療機関限定要件〟について取り上げたいと思います。 〝一医療機関限定要件〟… -
「異議申請」は守るべき貴重な権利 納得のいかない場合は積極的な申し立てを
保険診療 虫めがね No.68 今年の4月より面談による再審査請求が原則廃止されました。審査委員が医療機関(診療担当者)を呼び出して面接懇談ができる根拠は支払基金法第18条と国保法第89条にありますが、医療機関が審査委員に対して面談を求める法的根拠は、実は存在していません。それ… -
診療情報提供料(Ⅲ)算定方法についてケースごとに解説
保険診療 虫めがね No.67 今回は2020年度診療報酬改定で新設された診療情報提供料(Ⅲ)について、算定要件が分かりにくいとの声をいただいていますので、その内容をご紹介します。 診療情報提供料(Ⅲ)150点は紹介元保険医療機関の求めに応じて診療状況を示す文書を提供した場合… -
新型コロナに適用される公費負担医療28について
保険診療 虫めがね No.65 新型コロナ感染症の診療、検査に関して会員医療機関より患者負担についてのご相談が寄せられています。コロナ感染症に関する3つの公費制度はいずれも法別番号「28」が割り振られていますが、今回は宿泊療養・自宅療養における公費負担医療を中心に概要を確認しま…