北朝鮮の暴挙・核実験に強く抗議する

緊急抗議声明

北朝鮮の暴挙・核実験に強く抗議する

2016年1月7日
大阪府保険医協会副理事長
武田勝文

 北朝鮮は1月6日、国際社会の強い懸念を無視し、4回目となる核実験を強行した。朝鮮中央通信の報道によれば、今回の核実験はこれまでのものより「爆発力が大きく、小型化・軽量化された原子爆弾を使用した」としており、わが国はもとより、アメリカをも標的とした核攻撃能力を備えつつあることを内外に誇示し、とりわけ原爆による被害をうけたヒバクシャの核廃絶の願いと核兵器の廃絶を求める世界中の人々に対する重大な挑戦であり、これに強く抗議する。

 私たちは被爆国・日本の大阪で、人命を守ることを最大の使命とする6100人余の医師団体として、この間、一貫してあらゆる国の核実験・核兵器保有に反対して各国の核実験に対しても抗議し、そして核兵器廃絶を求めて取り組みを進めてきた。

 北朝鮮が国際社会の一員であるならば、国連安保理決議や核兵器不拡散条約などの国際的な核不拡散の取り組みを速やかにこれを受け入れ、核・ミサイルの開発を即時中止し、対話を通じた北東アジアの非核化へと誠実に努力することを強く求めるものである。


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