「医療・介護現場から見える貧困調査」中間報告
- 2015/1/20
- 調査
「治療中断」は医科6割以上、歯科約9割。「未収金」は半数。
患者負担は限界。新たな患者負担はさらに受診抑制をまねく
大阪府保険医協会・大阪府歯科保険医協会は、2014(平成26)年12月に府下の会員医療機関8842院所(医科診療所5349院所・歯科診療所3493院所)に「医療・介護現場から見える貧困調査票」を送付し、12月末現在、1115件の診療所から回答を得ています(医科458院所/歯科657院所)。調査票の回収は1月末まで行ないます。
前回、2013年夏に医科診療所を対象にした同調査では、治療中断、医療機関の未収金の問題が注目されましたが、消費税増税後に行なった今回の調査でも、治療中断、未収金の実態が深刻な状態であることを伺わせました。
詳細は下の中間報告書とアンケート結果をご覧ください。
先日、中間報告いたしました「医療・介護現場から見える貧困調査」の「未収金」の部分で文章の中で誤りがありました。「この半年間に患者一部負担の未収金はあったか」という問で医科231件(50.4%)、歯科334件(50.8%)が「あった」と回答。そのうち「全額回収できた」のは「医科47件(8.3%)」となっていますが「8.3%」は「20.3%」の誤りでした。訂正するとともに、お詫び申し上げます。(2015年1月29日)
「医療・介護現場から見える貧困調査」中間報告 2015.1.29訂正
アンケートに寄せられた声(PDF形式)