(理事長談話) 「戦争する国」へ通ずる安全保障関連法案の衆院特別委強行採決に最大限抗議する!!
- 2015/7/16
- 私たちの考え
■弁護士・憲法学者が違憲と断じ、全国の400を超える地方議会の大半が反対、慎重審議の意見書を採択し、国民の過半数を超える反対、8割が説明不足としているにも関わらず、本日「安全保障関連法案」が衆議院平和安全法制特別委員会において強行採決された。
■私たちは、2015年7月15日、与党国会議員自らの手で、立憲主義と議会制民主主義を破壊したことに最大限抗議する。これは一過性のものではなく、今後も賛成議員名をしっかり記憶に残し、憲法を守る運動につなげたい。
■この闘いは終わったわけではない。これからが正念場であり、反対の輪は日に日に広がっている。広範な国民大運動で、国民の声が国会を包囲し、参議院で徹底した審議を行い、ごり押しする安倍政権、自公与党を孤立させていかねばならない。
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大阪府保険医協会は今こそ、憲法9条、25条を守り抜く保険医運動の原点である「開業医宣言」に盛り込まれた「人命を守る医師はいかなる戦争をも容認出来ない」という「平和の希求」を今一度噛みしめたい。
■同時に、自衛隊法103条による医師、歯科医師、薬剤師、看護師などの応召義務が現実性を帯びる安保法制に反対し「二度と戦争で白衣を血で染めさせない」「医療技術を戦争の補完物にさせない」の決意で、平和憲法の大切さを患者に語り、街頭で市民に訴え、マスコミにも訴える取り組みを、本日の強行採決を受けて継続していくことを確認したい。
2015年7月15日
大阪府保険医協会
理事長 高本英司