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Vol.3 初心者も上級者も一緒にできるワイン審査会
- 2021/9/15
- Dr.CONTI診療所, 保険医新聞掲載
大阪府保険医協同組合 企画事業部
「パリスの審判」
皆様は「ブラインドテイスティング」という言葉を聞かれたことがありますか。カバーなどで覆われている正体不明のワインの原産地やブドウ品種、収穫年などを当てることから「目隠しテスト」などと称される試飲のことです。
そしておよそ4千年とも言われるワイン史の中で「産業革命」に匹敵する大事件が起きました。それが1976年に行われたブラインドテイスティング「パリスの審判」です。
この時、無名のカリフォルニアワインが、ワイン大国フランスの一流ワインを撃破しました。しかも審査員はフランスのワイン界を代表する9人。このアメリカワインの快挙は、大事件として今でも語り継がれています。
先入観を持たずに審査することがどれだけ大切かを、この「パリスの審判」は教えてくれました。
Dr.CONTIの審査会
「我々もひとつ、先入観なしでやってみようじゃないか」と、始めたのが「Dr.CONTIの審査会」です。審査員はワイン資格の有無に関わらず、初心者からワイン通までバラエティ豊かなメンバーで構成し、単純に好きなワインを選んでもらいます。
1回目は、赤ワイン対決。かの有名なカリフォルニアの高級ワイン「オーパスワン」(約6万円)と、同じくカリフォルニアの5千円~2万5千円のワインのブラインドテイスティングで、オーパスワンは7本中、4位という結果になりました。
白ワイン審査会
2回目の今回は、シャルドネの王と言われているカリフォルニアの「キスラー」と、世界各国の白ワイン。キスラーは、「ソノマコースト ノワゼッティエールシャルドネ」(1万3千円)を選び、その他5本は比較的リーズナブルな各国の白ワインを揃えました(別表参照)。
6本のワインを8人の審査員が黙々と試飲し続け、1位から6位まで自分の好みで順位をつけるという審査方法です。書き出してみると……なんと!私(白山)が1位を付けたワインに、Мドクターは6位をつけていました。先生は相当なワイン通です。軽いショックを受けながらも、人の評価を見て皆でワイワイ盛り上がり、審査会は無事終了しました。
結果は別表のとおり。チリの白ワイン「コノスル シャルドネ 20バレル・リミテッドエディション」(2千500円)が、1位となりました。
ダントツの1位ではありませんでしたが、相対的に上位にランクインした結果の1位でした。値段と美味しさは必ずしも比例しないですね。
審査員募集!
Dr.CONTI(ドクターコンチ)では、10月に「ドンペリVS世界のスパークリングワイン」のブラインドテイスティングによる審査会を企画しております。
初心者も上級者も一緒に楽しめる会となっておりますので、奮ってご応募ください。
(最終回)
ドンペリとスパークリング飲み比べ ※参加無料!
- 日時 10月30日(土)午後6時~午後8時頃
- 会場 保険医協会「M&Dホール」
- 申込 TEL 06-6568-2741 ドクターコンチ事務局まで(要予約)
- 参加資格 大阪府保険医協同組合に加入の組合員並びに各県保険医協会の会員(医師・歯科医師)