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理事長よりご挨拶

日ごろより、協会活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
新しい大阪府保険医会館は「保険医の想いを未来に届ける新会館」をスローガンに、2025年1月着工、2026年7月末に完成しました。保険医運動の新たな拠点として、8月10日より新会館で業務を開始しています。地上5階建て、耐震・バリアフリー工事を施し、160人規模の新しいホールを備えています。会員のみなさまが安心して集えるように、また先人が積み上げてきた保険医運動を未来に引き継いでいくための拠点となる会館を目指しています。皆さまに「保険医協会があってよかった」と思っていただけるよう、今後も保険医運動に邁進していきたいと思います。
医療情勢では、長年の診療報酬の連続引き下げがもはや日本の医療を正常な状態で保てないほど深刻化させています。倒産を余儀なくされる病院、診療所の経営も非常に苦しいものとなり一刻も早い状況の立て直しが必要です。国はマイナ保険証の義務化強制、OTC類似医薬品の特別料金課金、余分な追加料金が必要か配慮されるあの無意味な判別、長期収載品の選定療養化に、高額療養費制度の限度額引き上げも執拗に目論んでいます。国民・患者そして医療従事者の規模する医療政策とは真逆の方向へと一心不乱に突き進もうとしているのが現状です。2025年秋に誕生した高市政権は少数与党の打開策として日本維新の会と連立を組みました。ほぼ利益追求だけが主眼目的の地方政党であった維新と、右傾ポピュリズムと言わざるを得ない現自民党政治の結託は、日本国内の重要課題をそっちのけにした、財界とアメリカに迎合する盲目的な政策を模索する危険な政権であるといえます。
こうした動きとも連動して世間では分断政策が幅を利かせつつあります。日本人と在日外国人、医療者と患者、勤務医と開業医、高齢者と現役世代など、偽りのデータも飛び出しての世論操作がすさまじさを増しています。私たち医療従事者も国内外の情勢が水面下でどう動いているかを認識する必要性があります。
これからも引き続き明るい気持ちを持ちつつ保険医運動を継続してまいります。今後ともご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
大阪府保険医協会 理事長 宇都宮 健弘








