No.54 入院中の患者が外来に来院した場合の取り扱いについて

入院中の患者の家族が入院中に外来受診をしたいと電話で問い合わせがあったが、来院してもらって良いか。

入院中の患者が当該入院の原因となった傷病以外の傷病に罹患し、入院している保険医協機関以外での診察の必要が生じた場合は、他の医療機関へ転医又は対診を求めることを原則とされています。そのため、入院中患者の他医療機関の受診は入院医療機関で診療を行うことができない専門的でやむを得ない場合に限られます。この場合、来院は入院医療機関との調整のため、事前の確認が必要です。

やむを得ない理由で、入院医療機関以外での外来受診が必要な場合、受ける側ではどのように対応をすれば良いか。

来院時には診療情報提供書を入院医療機関に発行してもらい、持参するように依頼する必要があります。算定されている入院料によって保険請求ができるか否か、その範囲が異なるため診療情報提供書での確認が必要となります。一方、入院医療機関は入院料が減額されることからも必ず入院医療機関に確認する必要があります。

DPC 病棟入院患者の場合、保険請求は可能か。

請求できません。そのため、患者一部負担金も含めて入院医療機関との合議によって清算を行います。また、患者の一部負担金は発生しないので、入院医療機関が患者から徴収することとなります。

どういった入院料の場合が保険請求の対象となるのか。

保険請求ができる対象は、入院基本料等算定患者もしくは、特定
入院料等算定患者となります。

入院基本料算定患者、特定入院料算定患者それぞれ、具体的にどういった保険請求ができるのか。

入院基本料等算定患者及び、特定入院料等算定患者ともに、初・再診料、外来診療料、診療情報提供料(特別の関係は除く)、検査、画像診断、専門的な診療に特有な薬剤を用いた注射(化学療法加算を除く)、言語聴覚療法に係る疾患別リハビリテーション料、精神科専門療法、処置、手術、麻酔、放射線治療、病理診断、短期滞在手術等基本料1は算定可能です。投薬については、入院基本料等算定患者は専門的な診療に特有な薬剤にかかる投薬(調剤料、薬剤料、処方料又は処方箋料)が算定でき、特定入院料等算定患者は専門的な診療に特有な薬剤を用いた受診日の分のみの投薬(調剤料、薬剤料)が算定できます。

保険請求を行う際、レセプトには何か記載することはあるのか。

入院基本料等算定患者及び特定入院料等算定患者の場合、レセプトの摘要欄に「入院医療機関名」、「患者の算定する入院料」、「受診した理由」、「入院医療機関の入院中の診療科」、「他受診日数:〇日」を記載する必要があります。

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