No.49 外来迅速検体検査加算、ヘリコバクターピロリの除菌治療の取り扱い

外来迅速検体検査加算

外来迅速検体検査加算の算定要件は。

入院外の患者に対して実施した、加算対象検査(『保険診療の手引』P.544 参照) について検査実施日に結果を説明した上で文書により情報を提供し、結果に基づく診療が行われた場合に、1日につき5項目を限度として、検体検査実施料に10点を加算することができます。

加算対象検査を2項目行い、1項目だけ結果説明等が後日になった場合の算定はどうなるのか。

当日に行った加算対象検査のすべてが、当日中に結果説明等が行われる必要があります。加算対象検査の1項目でも結果説明等が後日になれば算定は出来ません。

同一日に同じ加算対象検査を2回行い当日中に結果説明等を実施した場合は、加算も2回算定できるのか。

医学的に必要があり、同一日に同じ加算対象検査を2回行い、検体検査実施料がそれぞれ算定できる場合は加算も2回算定出来ます。

 

 ヘリコバクターピロリの除菌治療の取り扱い

ヘリコバクターピロリの除菌治療の保険適応となる対象患者とは。

下記の患者でヘリコバクターピロリ感染が疑われる患者。

  1. 内視鏡検査又は造影剤検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がされた患者
  2. 胃MALT リンパ腫の患者
  3. 特発性血小板減少性紫斑病の患者
  4. 早期胃癌に対する内視鏡治療後の患者
  5. 内視鏡検査において胃炎の確定診断がされた患者
上記対象患者に加えて、除菌前の感染診断も必要か。
(大阪保険医新聞8/15・25合併号にて補足追加)

下記の除菌前検査により、ヘリコバクターピロリ陽性であることが確認される必要があります。

  1. 迅速ウレアーゼ試験
  2. 鏡検法
  3. 培養法
  4. 抗体測定
  5. 尿素呼気試験
  6. 糞便中抗原測定

健康診断で行った内視鏡検査で胃炎が見つかった患者も保険での除菌治療の対象となるか。

健康診断で行った内視鏡検査で胃炎が見つかった場合も保険での除菌治療の対象となります(2013. 3.28 厚労省事務連絡)。なお、その際はレセプトの適応欄にその旨を記載します。


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