新規個別指導が11月から再開に 中止以前との変更点などを整理

保険診療 虫めがね No.72

近畿厚生局指導監査課と大阪府国民健康保険課が行う個別指導は、緊急事態宣言が10月に解除されたことに伴い、11月から再開されます。これまで中止されていたことから、2020年1月前後に開業した医療機関が指導を受けておらず、再開後は開業時期に応じて順次実施される見込みです。

新規個別指導通知について中止された期間より以前と違う点は「個別指導を受けるのに困難」な正当な理由として「新型コロナウイルス感染症の患者に対する診療等又は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種業務等に従事している」が追加され、その診療・業務の日時と被る場合は、相談をすれば調整が可能となっています。

また「準備していただく書類等」に関して、いわゆる持参物のなかの「患者ごとの一部負担金徴収に係る日計表等の帳簿」と「審査支払機関からの返戻・減点通知に関する書類」の対象期間については、保険医療機関の指定日以降の分すべてとされていましたが、指定日頃から1年間とされています(例えば令和2年1月開業の場合は、令和2年4月~令和3年3月分などの事例が寄せられています)。

一方、診療録、画像診断フィルム、その他診療に関する諸記録は指定患者の初診時以降すべての記録とされています。ただし、「長期の療養患者等のため書類が膨大になる場合は、相談ください」と記載されており、認めるか認めないかは近畿厚生局指導監査課次第ですが、長い方は2年分くらいになることもあるため、相談するのも一つです。

そのほか、事前提出資料の送付についてはFAXのほかに電子メールでの提出が可能となるとともに、対象患者一覧について近畿厚生局からの送付は、原則電子メールに変更されています。

新規個別指導が再開されたことから、対象となる医療機関は早いうちに保険医協会等の講習会にご参加いただきたいと思います。保険医協会の「新規開業セミナー 新規個別指導編」は12月1日に開催予定です。ぜひ、ご参加ください。


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