2020年診療報酬改定Q&A(第2回)

在宅医療から検査までの主なQ&Aを記載しています。個別点数の解説は割愛しておりますので、『点数表改定のポイント2020年4月』をご参照ください。具体的なページは各標題右に示しております。

【C001 在宅患者訪問診療料(Ⅰ)】 P157

質問①在宅患者訪問診療料(Ⅰ)の「2」(主治医からの依頼を受けた他の医療機関が行う訪問診療)について、6カ月を超えて算定する場合の取扱いに変更はあったか。

以下の1⃣及び2⃣を満たす必要があるとされた。

1⃣主治医と診療状況を共有した上で再度依頼を受ける
2⃣6カ月を超えて算定する場合、レセプト「摘要」欄に再度主治医から依頼を受けた年月と下記のア又はイを選択して記載することに加え、継続的な訪問診療の必要性について記載することとされた。

 ア その診療科の医師でなければ困難な診療
 イ 既に診療した傷病やその関連疾患とは明らかに異なる傷病に対する診療

質問②主治医の求めに応じて診療情報の提供をした場合、診療情報提供料(Ⅲ)は算定できるか。

要件を満たしていれば算定できる。

【C002 在宅時医学総合管理料、C002-2施設入居時等医学総合管理料】 P158

質問③包括的支援加算を算定する場合のレセプト「摘要」欄の記載について変更はあったか。

該当する患者の状態を記載することとされた。

質問④包括的支援加算を算定するにあたり、「いずれの状態に該当するかをレセプトの摘要欄に記載する」とあるが、該当する状態が複数ある場合は、複数記載するのか。

1つでもよい。

【C005 在宅患者訪問看護・指導料、C005-1-2
同一建物居住者訪問看護・指導料】 P160

質問⑤同一建物居住者訪問看護・指導料の同一建物内の人数の考え方について変更があったか。

同一建物居住者に係る人数について、同一日に同一建物居住者訪問看護・指導料を算定する人数とI012精神科訪問看護・指導料(Ⅲ)を算定する人数を合算して算定することとなった。

質問⑥同一建物居住者訪問看護・指導料の算定する同一建物内の人数と難病等複数回訪問加算や複数名訪問看護・指導加算の算定する同一建物内の人数が異なる場合があるということか。

その通り。

【訪問看護・指導体制充実加算】 P160
質問⑦訪問看護・指導体制充実加算の施設基準の要件にあるターミナルケア加算の算定回数は、在宅患者訪問看護・指導料又は同一建物居住者訪問看護・指導料のターミナルケア加算の算定回数に限られるか。

その通り。介護保険における訪問看護費のターミナルケア加算を算定しても当該施設基準の算定回数には入らない。

質問⑧訪問看護・指導体制充実加算の施設基準における算定回数は連携している他医療機関や訪問看護ステーションの算定回数も含めてよいか。それとも、自院単独で満たさなければならないのか。

自院単独で満たさなければならない。

質問⑨実績要件について、前年度満たしていれば、今年度の実績に係らず当該加算を算定できるという考えでよいか。

よい。

【C101 在宅自己注射指導管理料】 P178

質問⑩血糖自己測定器加算に「7 間歇スキャン式持続血糖測定器によるもの」が新設されたが、どのような場合に算定できるか。

以下の1⃣又は2⃣の患者に対しフラッシュグルコースモニタリングシステムを使用した場合、3カ月に3回算定できる。

1⃣強化インスリン療法施行中の患者
2⃣強化インスリン療法施行後に混合型インスリン製剤の1日2回以上の自己注射を実施している患者

質問⑪フラッシュグルコースモニタリングシステムとそれ以外のものを併用した場合、「7  間歇スキャン式持続血糖測定器によるもの」と別に、「1 月20回以上」「2 月30回以上」「3 月40回以上」「4 月60回以上」「5 月90回以上」「6 月120回以上」を算定できるか。

算定できない。

質問⑫導入初期加算とバイオ後続品導入初期加算は同一月に併算定できるか。

併算定できる。

質問⑬バイオ後続品導入初期加算を算定している患者が医療機関を変更した場合はどのように取 扱うのか。

変更前の医療機関から通算して取扱う。

【C163 特殊カテーテル加算】 P192

質問⑭再利用型カテーテル、間歇導尿用ディスポーザブルカテーテル、間歇バルーンカテーテルのうち複数種類のカテーテルを使用している患者に対して、どのように算定するのか。

主たる点数を算定する。

【D215 超音波検査】 P251

質問⑮「2 断層撮影法」の「ロ その他の場合」の「(1)胸腹部」(530点)を算定した場合、レセプト記載が必要になったのか。

その通り。検査を行った領域を記載することとされた。以下を参照されたい。

レセプト「摘要」欄に記載する領域 具体的な臓器の例
ア 消化器領域 肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・消化管
イ 腎・泌尿器領域 腎臓・膀胱・尿管・前立腺
ウ 女性生殖器領域 卵巣・卵管・子宮
エ  血管領域(大動脈・大静脈等) 大動脈・大静脈等
オ  腹腔内・胸腔内の貯留物等 腹腔内・胸腔内の貯留物等
カ その他
※ 具体的な臓器又は領域を記載する
ア~オに該当しないもの
質問⑯「(1)胸腹部」(530点)を算定した場合、領域名と併せて具体的な臓器名を記載する必要はあるか。

領域名のみの記載でよい(上記表の『レセプト「摘要」欄に記載する領域』を記載する)。なお、「カ」の場合のみ、具体的な臓器又は領域を記載する必要がある。

質問⑰ 「(1)胸腹部」(530点)以外を算定する場合、領域のレセプト記載は必要か。

必要ない。

質問⑱「2 断層撮影法」の「イ 訪問診療時に行った場合」は、看護師や検査技師が単独で患家を訪問して実施した場合も算定できるか。

算定できない。訪問診療時に医師又は医師と同行した看護師等が実施した場合に算定する。

質問⑲往診時に患家等で超音波検査の断層撮影法を行った場合は、「イ 訪問診療時に行った場合」と「ロ その他の場合」のどちらを算定するのか。

往診時には「ロ その他の場合」を算定する。


ページ上部へ戻る