【近畿厚生局】今年度「指導の概要」等を開示 コロナ影響で”集団的個別指導”今年は秋以降の実施か

大阪府保険医協会が近畿厚生局に情報開示請求をしていた2020年度指導日程表と個別指導対象件数算出表が開示されました。その主な内容についてご紹介します。

指導日程について、集団的個別指導は当初の計画では7月に実施予定とされていましたが、開示資料には「新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、上半期は実施しない」との記載がされています。

例年であれば7月に開催されていましたが、今年は秋以降に実施されるものと思われます。個別指導については、例年5月から実施される予定ではあるものの、開示資料には明記されていませんが、こちらも実施が遅れるのではないかと思われます。

選定医療機関―今年は診療所449件・病院36件

集団的個別指導の開催は遅れる見込みですが、対象となる医療機関の選定はすでにされています。

「集団的個別指導対象件数算出表」(下表) の通り、診療所の場合は各診療科区分毎に算出された平均点数の1.2倍(病院は1.1倍)を超え、上位8%の医療機関が対象となります。今年度は診療所が449件、病院が36件選定されています。

再指導の増加―個別指導状況の厳格化を懸念

個別指導の計画では、優先実施の対象となる「情報提供」が2件、「再指導」が27件となっています。特に「再指導」が昨年の17件から約1.6倍となっています。前年度までの積み残し分と昨年度個別指導を受けた医療機関が「再指導」の結果となり、今年度選定されていますので、個別指導の実施状況が厳しくなっていることが懸念されます。

通常個別指導だけでなく、新規個別指導の場合でも「再指導」となっているケースも少なからず見受けられます。なお、「情報提供」は2件と少ないですが、あくまでも計画ですので、新たな「情報提供」により追加で選定される可能性はあります。

個別指導の通知は約1カ月前に届きます。通知が届きましたら、TEL 06-6568-7721にて、保険医協会医療活動部までご相談ください。

大阪保険医新聞 2020年5月25日号 7面


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