第2回 「届出」医療の留意点 施設基準変更による届出に注意 地域包括診療加算1などが該当


診療所では「届出」医療に関する馴染みが少ないと思われますが、今回の拾い読みでは今次改定の「届出」医療の留意点について紹介します。

今年の3月31日現在届出を行っている施設基準の要件に変更がなく、引き続き要件を満たしている場合は、改めて届出を行う必要はありません。

しかし、今回新たに新設された点数で施設基準が定められ、届出が必要とされるものや施設基準が変更された既存の点数を引き続き算定する場合は、近畿厚生局長に届出を行う必要があります。 

新点数等「届出」4月16日までに

今年の4月に関しては、4月16日までに届出書を提出し、同月末日までに要件審査を終え、届け出が受理されたものについては4月1日に遡って算定することができます。

なお、通常は各月の末日までに要件審査を終えて届出が受理された場合は、翌月の1日から当該届出に係る診療報酬を算定します。また、月の最初の開庁日に要件審査を終えて届出が受理された場合には、当該月の1日から算定することができます。その際、要件審査には2週間程度かかるとされているため提出時期には留意する必要があります。

届出に当たって、以前は正副2通が必要であった届出書(届出書添付書類を含む)においては、今年の4月からは1通のみで良いこととされました。しかし、提出した届出書の写しを保険医療機関で適切に保管することと明記されました。なお、届出を受理した場合には、受理番号が通知されます。 

新設された点数で診療所にて届出が可能な主なものは、
  1. (初診料の)機能強化加算
  2. オンライン診療料
  3. 乳腺炎重症化予防ケア・指導料
  4. (処方料の)外来後発医薬品使用体制加算3

以上4点です。

施設基準の変更により診療所にて届出が必要な主なものは、
  1. (再診料の)地域包括診療加算1
  2. 地域包括診療料1
  3. (処方料の)外来後発医薬品使用体制加算1、2

以上3点です。

届出区分の名称等は変更になったものの、既に届出している診療所において改めての届け出が不要な主なものは、
  1. (再診料の)地域包括診療加算2(旧名称「地域包括診療加算」)
  2. 地域包括診療料2(旧名称「地域包括診療料」)
  3. 精神科在宅患者支援管理料(旧名称「精神科重症患者早期集中支援管理料」)

以上3点です。但し、3.については、単に「精神科重症患者早期集中支援管理料」から「精神科在宅患者支援管理料」として名称変更したのではなく、実質的には新設ともいえる点数となっています。

この点数の一部に届出要件と算定要件が緩和されたものが含まれていますので、届出・算定できる診療所が増えることが見込まれます。必要な届出をし忘れることのないようにしたいものです。

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