大多数の賛同を得てこそ発揮する署名の力―1人でも多くの方の協力を


10月に入って政府は患者負担増の具体的な工程表を歩み始めたと報道されています。後期高齢者の負担は1割から2割へと2倍に引き上がり「かかりつけ医」以外の受診には診察毎に数百円が加算されることになります。この悪企みは来年の参議院選挙後、国会に提出され強行採決される可能性が高くなっています。

窓口負担が上がることは直ちに受診抑制に結びつきます。私たち医師の懸命な治療も患者さんが受診を辞めてしまえば共に不幸な結末を迎えるのは明らかです。従って、患者負担増をストップさせる運動は日々の診療と同じくらい大切になってきているのです。

大阪府保険医協会は既に8月から全国で患者負担を増やさないことを求める署名活動を開始しています。大阪府保険医協会は全国のなかでも断然トップの署名数を誇っています。しかし会員の皆さまからは「署名して何の効果があるのか」という根源的な質問を受けることもあります。

レバレッジ効果で活性化する署名活動

確かに単に署名することだけでは効果に限界があることは明らかです。しかし署名活動にはレバレッジ効果があります。レバレッジとは梃子てこのことで、手持ちの少ないパワーでも大きなパワーを作り出すことを意味し、ギア(歯車)効果とも言われています。

歴史上これまでにも署名活動が大きなうねりとなって世の中を動かし、社会制度を改善したり改悪をストップさせたりしたことは数え切れないほどあります。私たちの署名活動や国会議員面談によって医療関係団体や市民団体が影響を受けて動きだし、その結果すべての政党に大きな影響力を発揮して日本の政治が転換する場合があります。

ただし、署名活動に実効性を持たせるためには2つの前提条件があります。まず、そもそも会員の先生方の大多数の賛同が無ければ署名の主張の道義的意義は薄いと云わざるを得ません。

また、診療所スタッフの賛同を得て患者・国民に広く署名を得なければ裾野は大きく拡がりません。スタッフは患者と同じ目線で接しているために患者は共鳴しやすいのです。

日常の診療に忙しく神経をすり減らしている先生方でも実は署名は簡単に集まります。まず、院長署名へのご協力をよろしくお願いします。それから家族親戚の2枚(10名)の署名をお願いします。ここまでくればレバレッジ効果が働いて署名は成功したも同然です。さらにスタッフにもそれぞれ2枚ずつ署名をお願いして下さい。その後で、患者にはスタッフから署名をお願いすれば100筆は集まります。

今回の署名活動ではクイズ形式の署名チラシも配布しています。豪華な景品もご用意しています

是非とも1人でも多くの患者さんに署名をお願いして下さい。

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