「多彩な協会事業」ぜひ活用を―医療と医院経営を守る取り組み

診療報酬の請求を支援

診療報酬改定の時期になった。最近の特徴として、細かい加算が多くなり、そのほとんどに施設基準が設けられている。一般の開業医にとっては対応が難しいものも多い。

また、突然導入が決まった「リフィル処方」は、医療機関にどのような影響を及ぼすだろうか。現状ではわからない部分も多いが、大変危惧している。

さらに、現行の保険証の取り扱いで大きな問題はなかったにも関わらず、マイナンバーカードの保険証としての利用や、オンライン資格確認システムの導入に、診療報酬上の加算をつけて、強引に普及を進めようとしている。

このような改定は現場に混乱をもたらし、逆に負担を増やすものである。

他にも改定項目は多岐にわたっており、内容を把握するだけでも大きな負担だ。そこで保険医協会では会員に「点数表改定のポイント」を配布し、説明会を実施している。今回は感染対策の観点からWEB配信も行っており、5月10日までの期間中であれば何度でも見返すことができる。ぜひ活用していただきたい。

また、改定後も実際の運用にあたっては様々な疑義が生じるが「新点数運用Q&Aレセプト記載」のテキストを配布し、説明会も行う予定である(詳細5面)。

さらに、保険医協会は最新の情報をもとに、質問に答える体制を整えている。不明点があれば事務局まで問い合わせいただきたい。

もしもの時の共済制度

他に、保険医協会では年金・休業保障の共済事業も行っており、特に休業保障は今回大きく制度改善する予定だ(詳細9~10面)。コロナの収束が見通せない状況で、先生方もコロナに感染する可能性はある。もしもの時のための制度に、ぜひ加入をお勧めしたい。

会員同士で情報交換

開業医を取り巻く環境は年々厳しさを増しているが、開業医仲間と接する機会も減っており、情報交換の機会も少ない状況だ。

保険医協会では支部・地区活動や、研究会を定期的に開催しており、会員同士の情報交換の機会になっている。また、一部の研究会や地域の会では、WEB会議も取り入れている。地域の先生方の声を協会活動に反映させる機会にもなるため、ぜひ支部・地区の会に参加していただきたい。

協同組合事業

さらに、希望する会員は協同組合の利用も可能だ。特に今は、後発医薬品の供給不足などの問題もある。ぜひ、協同組合の医薬品共同購入を活用していただきたい。またグループ保険なども実施しているので併せて検討をお勧めする。

ともに医療を守ろう

コロナの影響で、診療に追われる医療機関もあれば、患者が激減して経営問題に直面している医療機関もある。今後は、後期高齢者の二割負担化が目論まれており、さらなる受診抑制がかかることもあり得る。

保険医協会は様々な活動を通じて患者の医療と先生方の経営を支える運動を実践している。今回の改定でも、湿布処方が一回35枚に制限されるところを63枚まで押し戻すことができた。

未入会の先生は、ぜひこの機会に入会して、ともに地域医療を守る活動を進めていきましょう。


保険医新聞掲載

ページ上部へ戻る