理事長メッセージ


団結して一歩ずつ難題を解きほぐそう

2014takamoto2

理事長 高本 英司

昨今の社会保障費の自然増は8千億円から1兆円であり、医療機関を利用する機会が増える高齢者人口の増加によるものです。それ自体は当然のことであるにも関わらず、政府は自然増を毎年5千億円に圧縮するため、この間診療報酬改善に厳しい枠をはめ、70歳以上の患者負担上限額を約5倍に、75歳以上の窓口負担を1割から2割に倍増させようとするなど、あらゆる医療緊縮策を推し進めようとしています。

開業医に希望を失わせ、国民に自己負担を押し付けようとする政府の医療・社会保障政策をみていますと、今年も難題山積の中で1年を過ごすことになりそうです。

しかし目先のことに気を取られて右往左往するだけでは、ましてやじっと嵐が過ぎるのを待つだけでは、事態が好転しないことは明らかです。ここはじっくり腰を据えて、会員と患者・住民がしっかり結びつき、医療福祉関係団体と団結して、一歩ずつ難題を解きほぐしていく心構えと堅実な実行力が問われています。

同時に世界はめまぐるしく変化していますが、70年間憲法9条があったからこその平和な日本で、患者や住民の健康を増進させる医師としての使命を、国民皆保険制度が国の隅々にまで定着する条件下で発揮してきたという、忘れがちな当たり前のことを新年に当たり再度確認することが大切ではないでしょうか。

保険医協会としては、偏見なく世界を見渡す思考と、地域をつぶさに見つめ具体的に行動するスタンスを、大切にしたいと思っています。

安倍政治は、国民皆保険制度を限界まで弱体化させ、介護や年金も、国民の負担感が増す方向に持って行こうとしています。開業医の経営を困難にし、自由開業医制にまで手をつけようとしています。安倍政治が去った後には、草木も生えない「医療砂漠」が残るような事態は何としても阻止する必要があります。

今年も待合室から大いに患者との対話を重ね、医療費自己負担増に喘ぐ患者・家族と心を一つにして、医療の改善を実現していきましょう。

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